米債券ETFの株価頭打ち?

損益

現在の収支 ※2017年11月からの累積収支です。

含み損益 +3,090,341円 先月比+620,486円
確定損益 +732,969円 ※還付金341,186円含む
分配金 +1,289,474円
合計 +5,112,784円 先月比+747,476円

損益の推移

損益推移 20190930

今月は、LQDを全数売却し+4.2万の利益確定をしています。

資金の大部分を投入している米国債券ETFが急落してしまいましたが、先月集中投資した1489の急騰やJREITの上昇のおかげで含み益が300万を越えました。

総合収支がついに+500万の大台を突破したことは非常にうれしいですね。

保有銘柄

2019年9月30日現在の、各証券会社毎の保有状況です。米国ETFに関しては円換算損益を表示。SBIと楽天証券で米国ETFを、カブドットコムで国内銘柄を保有するという使い分けをしていますが、1489のみ2社で保有しています。

SBI証券 国内

SBI保有銘柄 20190930

SBI証券 海外 ※円換算損益
SBI保有海外ETF 20190930

楽天証券 保有銘柄

楽天証券 保有銘柄 20190930

カブドットコム 保有銘柄

KC保有銘柄 20190930

米債券ETFの株価頭打ち?

18日のFOMCで発表された利下げ幅は事前の予想通り0.25%。

少し前まで、9月に0.5%の利下げが予想されていましたが、米中貿易協議が再開したことや経済指標が比較的良好であることから、FRBは0.25%の利下げで十分と判断したようですね。

大幅な利下げを主張するトランプ大統領は例によってFRBを激しく非難しました。これまでと違うのはトランプ大統領が0%以下の金利を要求し、初めてマイナス金利に言及した事です。

12日、欧州中央銀行(ECB)が金利を-0.4%から-0.5%に引き下げました。これに追従して新興国にも利下げの動きが出ており、世界的な金融緩和局面入りが鮮明になっています。トランプ大統領の発言は、世界各国で利下げが相次いでいることを強く意識してのことと思います。

また、先月には人民元が1ドル=7元を突破し10年ぶりの人民元安を記録、中国と熾烈な輸入関税合戦を行っている米政府としては、中国に対抗するためにも何としても利下げしたいところでしょう。

FRBのパウエル議長は「景気が減速したら利下げが適切」と述べました。年内あと一回の利下げが予想されてはいますが、FOMCでは利下げに否定的な意見も多く、トランプ大統領の欲する「大幅な利下げ」となる見込みは期待薄です。

利下げに慎重なFRBの姿勢は、トランプ大統領としては我慢ならないところでしょう。トランプ大統領とFRBの軋轢は今後一層強まると思われ、政治からの中立を目指すFRBとしては苦しい状況が続くと思われます。

度重なる利下げで米10年債利回りは1%台まで低下しました。今後も大統領による利下げ圧力が続くと思われますが、先行きの利下げ期待は弱まっており、長期金利は底打ちしたかもしれません。利下げ期待を支えたとした米債券ETFの値上がりも終わりが見えつつある、といったところでしょう。

米長期金利 vs 債券ETF

※2014年9月22日を100として指数化

含み益を失う恐怖

今現在ポートフォリオの大部分を占めているのはBLVとVCLTの2つ。全資金の半分近くを投入した結果、この2銘柄だけで約29,000ドル(230万円相当)の含み益が出ています。

BLVやVCLTは残存期間10年超の債券を投資対象としており、米長期金利と強い逆相関の関係にあります。

先行きの強い利下げ期待を支えとしてBLVやVCLTの株価は大幅に上昇してきました。多額の資金を投入したとは言え、債券ETFで約29,000ドルの含み益を出せたのは、あえて金利に敏感に反応する(=ハイリスクな)長期債券ETFを選んだからこそ。

しかし長期金利が上昇に転じれば、これらETFの株価は急落することでしょう。

今が米債券ETF株価のピークとも考えられるわけで、「利益が出ている内に全て利確した方がいいんじゃないか?」と心が動いているのは事実です。

人間の心理というのは不思議なもので、大きな含み益が出るとそれを失うのが怖くなるんですよね。含み益が少ない時はただ嬉しいだけなんですが、含み益が乗ってくるとポートフォリオの評価損益を見るのが苦痛になってきます。「今売らないと後になって後悔するんじゃないか」とか考え出すと、精神的に病んでしまいそう(笑)

これまでの投資経験でこうした状況は幾度となく経験してきましたが、慌てて売ってしまい、後になってから後悔する場合も多かったですね。

長期的戦略の必要性

今は米債券ETFに資金の大半を投入していますが、2009年~2012年頃はJREITや日本のバリュー株、株式ETFを中心にスイングトレードをしていました。

リーマンショック後の数年間は株やJREITが今では考えられない位の「超割安」な値段で放置されていたので収益機会は多く、そこそこの利益を出せていました。

しかしアベノミクスでレンジ相場は終わりを告げ状況は一変しました。大幅に上昇した株やJREITは高止まりしたままで以前のような「超割安」な水準で買うことができず、2014年以降は資金の投入先に困る状況が続いています。

当時は短期売買益が出ている事に満足し、相場が大幅上昇した時の事を全く考えていませんでした。リーマンショック後の数年間はレンジ相場が続いたので、これに慣れすぎたのかも知れません。

当時のJREITは一口投資額が50万以上の銘柄が多く、個人投資家は手を出しづらい状況でした。一口数十万ともなると気楽に買い増し出来ないし、NCR破綻から間もないこともあってJREITを買うのは非常に怖かったですね。

2009年の売買履歴を調べてみたら、8951や8954を取引しています。
例えば、2009年4月10日に8951NBFを802,000円で買い、5月7日に839,000円で売却、手数料&税金を考慮して31,410円の利益を得ています。(2013年に1:2の分割しているため、今の価格だと401,000円×2口購入に相当します)

当時は「上手く行った!」と喜んでいたんですが、仮に8951をそのまま持っていたらどうなっていたでしょうか。分割や分配金受取りを考慮した計算結果がこちらです。

取引 売却益(円) 含み益(円) 分配金(円) トータル(円) 備考
2009年の取引 31,410 0 0 31,410 注1, 注2
現在まで保有 0 828,000 401,000 1,229,000 注2, 注3

備考
注1:8951は2013年12月26日に1:2の比率で分割している。
注2:当時の取引は買802,000円×1口、売839,000円×1口。分割を考慮すると、401,000円×2口購入に相当する。
注3:2009年の分配金利回り5%を毎年受取ったと仮定している。分配金再投資無し。

うーん...これだけの差が開いてしまうとは。

保有した場合のトータルリターンは凡そ123万なので、スイングトレード40回分に相当します。10年間という時間を考慮しても、元手80万からこれだけの利益を出すのは厳しそう。しかも分配金再投資無しでこの差ですからね。

8951NBFの株価は10年前の2倍以上まで上昇していますが、この値幅を殆ど取れていません。値幅を取り損ねたのも痛いですが、それ以上に問題なのが分配金利回り5%台で買えた8951を手放してしまったことです。

現在のJREITの平均分配金利回りは3.48%。8951NBFの分配金利回りは何と2.61%まで低下しています。10年前は5%台の利回りを当たり前のように感じていましたが、このような水準で買うことは二度と出来ないでしょう。

僅かな売却益に目がくらみ、お宝銘柄を投げ捨ててしまったのは致命的な失敗です。

これには2008年のNCR破綻も大きく影響しています。NCR破綻が投資家に与えたショックは非常に大きく、当時はJREITを保有するだけでも心理的に強い抵抗を感じたものです。一口80万ということもあり、含み益が乗ってくると恐怖感と焦りに耐え切れず直ぐに売ってしまったというわけです。

今にして思えば、長期的な視野に立ち長期保有を検討すべきでした。

2014年以降は集中投資できるほど「割安」と思えるアセットがなかなか見つからず、非常に厳しい状況が今も続いています。仮に「JREITを長期保有したらどうなるか」というシミュレーションをしていれば、このような結果にならずに済んだかもしれません。
何れにせよ相場が将来どのように推移するかを様々なパターンで想定し、長期的な戦略を事前に決めておく事が重要です。

LQDだけ利確、他の債券ETFは保持

さて、失敗を繰り返さないためにも今後の方針を明確にしておくこととします。

利下げ局面が終われば米債券ETFは急落し、現在200万ほどある含み益も消し飛ぶでしょう。
しかし10年ぶりに「逆イールド」というリセッション入りのシグナルが出たことだし、ここは腹をくくって米株式の大幅下落を待つことに決めました。

BLVやVCLTは直近5年のほぼ底値で買えており、現地課税10%を差し引いても分配金利回りは4%以上あります。仮に含み益が吹き飛んでも数年保有し続ければ取り戻せますしね。

これに対しLQDは利下げ前から買っているため底値で拾えていません。よって LQDだけは売却し、資金の大部分を投入したBLV、VCLTは保有し続けることにしました。

1489、SPYDはいいタイミングで買えた

先月400万程度集中投資した1489は8月15日に新安値29,510円を付けてから、強烈なリバウンドが始まりあっと言う間に33,000円を越えました。
9月末の値は33,000円、底値からの上昇は実に 3,490円(+11.8%)に達します。

おかげさまで1489だけで+36万の含み益が出ており、BLVやVCLTの含み益減少を補ってくれています。どうやらバリュー株見直しの流れになっているようで、高配当株に資金が流れ込んだようですね。1489だけでなくSPYDも急騰しており、こちらは何と歴史高値を更新してしまいました。

1489、SPYDは下落したら買い増しする予定ですが、これだけ上昇してしまったので、当分は見ているだけとなりそうです。

さて、今後大きな転機となりそうなのが来月の消費税増税とBREXIT。イギリスのEU離脱期限まであと一ヶ月となったわけですが、EUとの交渉は進展が見られず難航したまま。
更に、ジョンソン首相の「議会休止」が英最高裁で違憲と判断され、野党各党が一斉に首相辞任を求めるという異常事態になっています。英議会はまさに混沌とした状況にあり、離脱交渉の行方は今だ不透明です。

現状を見る限りEUと合意した上での離脱は絶望的と思われますが、9月初旬に可決された法案によりジョンソン首相は「合意なき離脱」を制限されています。離脱期限を延長して総選挙!?という可能性も出て来たので予断を許さない状況です。

もし離脱強行で株式市場が荒れる様なら、値下がりした銘柄の買い増しを狙ってみようと思います。

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