運用方針 2018

追記 2018年11月17日 健康上の理由から積立投資を中止し、運用方針も白紙撤回となりました。今後の取引は以下の方針と矛盾した部分が出てくると思います。

運用方針

ブログ開始以来、J-REITやインフラファンドを中心に運用を行ってきましたが、7月末に保有銘柄の大部分を売却し投資戦略を根本的に見直しました。

今後は以下のような運用を行うものとします。

「積み立て」と「スポット買い」を併用した長期投資

主な投資対象は指数連動のインデックス投信やETFなど。リスク分散の観点から個別銘柄の保有は避け、セクターか市場全体への投資を前提とする。

市場が暴落するまでは、信用取引やCFDなどレバレッジを掛けた取引は行わない。レバレッジ型ETFも同様だが、リーマンショック並みの暴落が有ればレバレッジ型ETFの購入を検討する。

長期投資を基本とし、ポートフォリオを「積みたて投資」と「スポット買い」の2つのグループに分けて管理する。

当面は「スポット買い」したアセットの配分比率が極端に大きくなってしまうが、長期的にはバランスを取っていくつもり。ただし特定の国やセクターに極端に偏重することのないように心がける。(例えばロシア株に集中投資はせず、エマージング全体に投資するなど)

グループA:積み立て投資

追記 2018年11月17日 長期の積立投資は停止しました

このグループはドルコスト平均法で運用し、毎月一定の金額を買い付けるものとする。

今年から始まった「つみたてNISA」の非課税枠を最大限使って、楽天全世界株式インデックス(VT)を積み立てる。

特定口座では先進国債券インデックス、新興国債券インデックスを毎月買い付け。

グループB:スポット買い

割安と判断したアセットクラス、地域、セクターをスポット買いして集中的に投資する。

株式ETFの場合はPER、PBR、CAPE(Cyclically Adjusted PE Ratio, シラーPEレシオ)の長期推移から割高・割安を判断する。

リートETFはPER、PBRに加え、長期金利との利回り差(イールドスプレッド)を加味する。

2018年9月現在、欧州株と新興国株が割安と判断して、VEAとVWOのスポット買いを実施済み。※詳細はこちらの記事を参照

根拠や背景など

試行錯誤の結果、上記のような「積み立て投資」と「集中投資」の折衷案にたどり着きました。ある意味、妥協の産物であり、中途半端だと感じる方も多い事でしょう。

このような方針となった理由について説明してみます。

まず運用方針を考える上で前提となったのが以下の3項目です。

  1. リスクを低減するためには、時間分散を徹底するのが望ましい。
  2. 割安な時に投資した方が期待リターンが高い。現在のPERとその後のリターンには明確な逆相関が観測されている。
  3. 現在まとまった資金があり、長期間休眠させておくことはできない。積み立て投資だと資金の大部分が長期間現金のままになってしまう。

3は個人的な要望なので割愛するとして、問題は1と2が根本的に矛盾するということですね。

2の根拠としては、以下のようなデータがあります。

※出処:REAL INVESTMENT ADVICE 20-year forward total real returns

S&P500 CAPE vs 20年リターン

上記のグラフはS&P500におけるシラーPEレシオとその後20年間のリターンの関係を表しており、両者は明確な逆相関の関係にあります。

ロバート・J・シラー教授の「根拠なき熱狂」にも似たようなグラフが掲載されており、PERとその後のリターンに逆相関が観測されています。つまり数十年単位で株式相場の上昇が期待できるとしても、市場全体のPERが低い時に投資した方が有利ということです。

困ったことに現在の米国株式市場は非常に割高な水準にあり、警戒を要する状況です。本記事の執筆時点においてシラーPEレシオは33.25ですから上記グラフの右端に相当し、米国株式の投資タイミングとしては最悪という事になります。

しかし米国株やバリュエーションが今後どのように推移するかを予測するのは困難だし、割安なタイミングを待っていてはいつまでも投資できない可能性もあります。

あれこれ悩んだ結果、買いタイミングの最適解は存在しないだろうという結論に達し、「積み立て投資」と「集中投資」を併用することにしました。

いつ来るか分からない暴落を待ち続ける必要はありませんし、割安アセットへの集中投資でドルコスト法を上回るリターンも狙えるでしょう。仮に集中投資の読みが外れても、致命傷となるリスクは下がります。

これまでバリュエーションを重視した逆張り投資を続けてきた私としては、ドルコスト法に統一するのではなく、これくらい冒険した方が向いているのではないかと思います。

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